イントロダクション
GBI(ジョージア州捜査局)の特別捜査官・ウィル・トレントが、独自の視点とスキルを駆使しながら難事件を解決していくクライム・サスペンス。
犯罪は、彼の眼にこう映る…。カリン・スローターのベストセラー小説「特別捜査官ウィル・トレント・シリーズ」を原作としたクライム・サスペンス。
GBI(ジョージア州捜査局)の特別捜査官ウィル・トレントは、独自の視点とスキルを活かしGBIで最も高い検挙率を誇る。しかし、アトランタ市警の汚職事件を解決した過去から警察との折り合いが悪いうえ、常に三つ揃いのスーツに身を包み、昔ながらの携帯を使い、カセットテープ型のボイスレコーダーで事件を記録するなど、局内では変人扱いされていた。洞察力に長けて切れ者だが、単独主義で独特な彼の人柄の背景には、出生時にごみ置き場に捨てられた過去があった。崩壊した里親制度の中で過酷な青春時代をすごした彼は、失読症に悩まされながらも、自分と同じようなつらい思いをする人を出さないため、事件を解決していく。
ウィルと一緒に事件を捜査するのは、GBI副長官のアマンダ、ウィルには個人的な因縁がある相棒のフェイス、同じ養護施設で育った腐れ縁の刑事アンジー、そしてアンジーの相棒でウィルに嫉妬を隠せないオームウッド。一癖も二癖もある登場人物たちが繰り広げる濃密な人間模様からも目が離せない! テンポよく事件が進んでいく一方、泣ける展開あり、人間らしい愛情ありの良質ドラマ。
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見どころ
カリン・スローターのベストセラー小説が原作の話題作!
原作の「特別捜査官ウィル・トレント・シリーズ」は、ジョージア州出身の作家カリン・スローターによるベストセラー小説。“ミステリー界の新女王”と称される彼女の本は、120カ国以上で出版され、累計発行部数4000万部を誇る。また、『警官の街(原題:COP TOWN)』(オークラ出版)でCWA(英国推理作家協会)賞スチール・ダガー賞を受賞するなど、間違いなく、今最も勢いのある作家のひとり。TVドラマ化にあたり、スローター自身がエグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねているほか、シーズン1の最初と最後の事件は、それぞれ原作シリーズ第2作『砕かれた少女』、第6作『罪人のカルマ』をベースとしており、小説ファンも楽しめること間違いなし!
愛すべき変わり者の主人公と、完璧でないキャラクターたちが魅力。
本作の魅力は、なんといっても愛すべきキャラクターたち!主人公のウィル・トレントは切れ者だが少し風変り。ウィルの25年来の友人である刑事アンジー・ポラスキーは、麻薬の売人に殴られた女性を守るために取った行動により2年にわたる潜入捜査が失敗、殺人課へ異動することに。アンジーの相棒マイケル・オームウッドには、家庭を持ちながらも、一度だけアンジーと関係を持ってしまった過去が。また、新米ながら優秀な刑事フェイス・ミッチェルは、警官だった母親が汚職を暴かれ追放となったうえ、その事件を解決したウィルの相棒に任命されてしまい、複雑な心情を隠せない。そして、芯が強く少々強引な性格のGBI副長官アマンダ・ワグナーは、ウィルの類まれなスキルを見抜きGBIに引き抜いた張本人だが、ウィルに思い入れが強すぎる部分もあり…。完璧とは言えない登場人物ばかりだが、彼らが織りなす人間ドラマに、だんだんと全員が愛おしく思えてくる。
同じ養護施設で育ち、ともに過酷な子ども時代を生き抜いたウィルとアンジーの切っても切れない特別な絆、そしてウィルとフェイス、アンジーとオームウッドという2組のバディの関係性に注目!
役者の自然な演技が深みを増している。
主人公のウィル・トレントを演じるのは、プエルトリコ出身のラモン・ロドリゲス(『トランスフォーマー/リベンジ』レオ・スピッツ役)。変わり者ながら心優しく温かみのあるウィルを好演している。アンジー・ポラスキー役には、映画『トラフィック』でMTVムービー・アワードのブレイクスルー演技賞やヤングハリウッド賞などを受賞したエリカ・クリステンセン。幼少期のトラウマを抱えながらも、正義感の強いアンジーを見事に演じ、存在感のあるキャラクターに。そのほか、マイケル・オームウッド役のジェイク・マクラフリン(『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』ライアン・ブース役)、フェイス・ミッチェル役のイアンサ・リチャードソン(『THIS IS US/ディス・イズ・アス』テス・ピアソン青年期役)、アマンダ・ワグナー役のソーニャ・ソーン(『THE WIRE/ザ・ワイヤー』“キーマ”・グレッグス役)もそれぞれハマり役で脇を固めている。
キャスト
ウィル・トレント
GBIGBIで最も高い検挙率を誇る特別捜査官。出生時にゴミ箱に捨てられた過去を持ち、養護施設でのあだ名は”トラッシュ・カン”(ゴミ箱)。失読症を患っているため、メモを取らず、カセットテープに録音しながら事件を記録している。愛車はポルシェ、愛犬はチワワのベティ。
▼ラモン・ロドリゲス
1979年生まれ、プエルトリコ出身。
【主な主演作品】
ドラマ:『新チャーリーズ・エンジェル』2011年、ジョン・ボスレー役
『アイアン・フィスト』、『ザ・ディフェンダーズ』2017年、バクト役
映画:『トランスフォーマー/リベンジ』2009年、レオ・スピッツ役
アンジー・ポラスキー
アトランタ市警正義感が強く、奔放な性格の刑事。ウィルとは同じ養護施設で育ち、25年来の友人。お互いが良き理解者であり、特別な絆で結ばれている。
▼エリカ・クリステンセン
1982年生まれ、アメリカ・ワシントン州出身。
映画『トラフィック』でMTVムービー・アワードのブレイクスルー演技賞やヤングハリウッド賞などを受賞。ピープル誌の「2001年の飛躍したスター」に選出された。
【主な主演作品】
ドラマ:『Parenthood(原題)』2010-15年、ジュリア役
映画:『トラフィック』2000年、キャロライン・ウェイクフィールド役
フェイス・ミッチェル
GBI若くて優秀な刑事。母親もベテラン警官だったが、ウィルによって汚職が暴かれ、追放されてしまった。アマンダによりGBIに引き抜かれ、ウィルとバディを組まされることに。
▼イアンサ・リチャードソン
1990年生まれ、アメリカ・ワシントンD.C.出身。
【主な出演作品】
ドラマ:『THIS IS US/ディス・イズ・アス』2017-18年、テス・ピアソン(青年期)役
マイケル・オームウッド
アトランタ市警殺人課の刑事で、妻と3人の子どもがいる。相棒が脳卒中で倒れ、殺人課に異動してきたアンジーと組むことに。アンジーとは以前にもバディを組んでいたが…。
▼ジェイク・マクラフリン
1982年生まれ、アメリカ・カリフォルニア州出身。元軍人で、イラク戦争を含む活動に従事していた。
【主な出演作品】
ドラマ:『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』2015-18年、ライアン・ブース役
映画:『告発のとき』2007年、ゴードン・ボナー役
アマンダ・ワグナー
GBI副長官GBIの副長官。少々強引な性格の持ち主だが、芯が強く、部下を鼓舞して引っ張る良き上司。ウィルの能力を見抜きGBIに引き抜いた張本人。
▼ソーニャ・ソーン
1964年生まれ、アメリカ・ジョージア州出身。
2008年にオバマ氏の大統領選を支持して選挙運動を行っていた。犯罪行為に巻き込まれる危険性のある若者を支援するプログラム、reWIRED for Change の創設者兼 CEO でもある。
【主な出演作品】
ドラマ:『THE WIRE/ザ・ワイヤー』2002-08年、キーマ・グレッグス役
『ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言』2011-13年、サマンサ・ベイカー役
ベティ
保護犬。ご飯はお湯でふやかさないと食べない。▼ブルーベル
純チワワ、およそ8歳、イギリス出身。
お姫様のような性格で、色々やりたがるが失敗することも多い。アトランタでの撮影初日は、興奮しすぎて吠えて跳ね回っていた。
【主な出演作品】
映画:『クルエラ』2021年、ウインク役(演じた5匹のチワワのうちの1匹)