WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え！ シーズン5

エピソード

1. 第1話 盗まれた子（Stolen）

   12歳のブライアン・パーカーは怪我をして路上にいるところを警官に発見される。
   ブライアンへFBIが行った事情聴取から、父親がトッドという名の少年を誘拐したことが発覚し、チームは捜査を開始する。
   捜査を進めていくと、トッドの本名はダニエルであり、父親が少年を誘拐をするのはダニエルが初めてではないと分かり…。

2. 第2話 キャンディ（Candy）

   ストリッパーをして家計を支えていた主婦が姿を消した。ジャックとサマンサがストリップ・クラブに向かうが誰も口を割らない。
   捜査に行き詰まったジャックは、エレナをダンサーとして店に潜入させる。同様にダニーもエレナの捜査を援護するため、客として店に送り込まれていた。
   エレナが写した顧客名簿とATMの記録から、店のある仕組みが暴かれていく。

3. 第3話 緊急通報（911）

   緊急通報911のオペレーター、ジェシカが男性から指名で電話を受けたあと取り乱し、職場から姿を消す。失踪者捜索班は仕事がらみの事件だとにらみ、何か糸口を得ようとする。
   そんななか、参考人からの供述などによりジェシカが巻き込まれていた近隣トラブルや、ずっと心に抱えていたつらい過去が次第に明らかになり…。
   そして、事件は意外な展開を見せるのだった。

4. 第4話 あなたのために（All for One）

   服役中の模範囚、マリアが少年保護センターから姿を消した。
   飲酒から交通事故を起こし同乗者を死亡させた罪で禁固18か月の刑を受け、13か月を終えていた。失踪前、彼女は「殺す」と脅す手紙を受け取っており…。失踪者捜索班は真実のピースをジグソーパズルのようにはめ込み、事件の全容に迫っていく。
   そんななか、マリアの姉クレアが事件に関与している可能性が高まる。

5. 第5話 消せない傷（The Damage Done）

   ギャング、サディークの愛人ジュリアとその息子ペトロスが誘拐される。
   ジャックは失踪者の捜索より、巧みに逮捕をかわしてきたサディークの検挙に精力を注ぎ、ささいな罪ながら彼の逮捕に成功する。だが、連行して話を聞き出そうとするものの口を割らず、ジャックは彼を泳がせて様子を見ることに。
   釈放後、自由になったサディークはある場所へ向かう。

6. 第6話 ハリケーンの爪痕（The Calm Before）

   大型ハリケーン、カトリーナの被害に遭って家を失い、親戚を頼って一家でニューヨークに移り住んでいた男が姿を消した。
   その後、彼の乗っていたトラックが不自然な場所で燃やされているのが発見される。
   男の行方を追うジャックとマーティンは、以前彼が住んでいたニューオーリンズへ向かい、ハリケーンと今回の失踪につながりがあることを突き止める。

7. 第7話 すべての罪人は聖人である（All the Sinners, Saints）

   長い間、さまざまな精神病を患ってきた女性が悪魔払いを受けたあと姿を消した。その後、悪魔払いを記録したテープから彼女が殺人を目撃したような証言をしていたことが分かる。
   さらに彼女には以前、ＦＢＩでインターンをしていた過去があった。
   家族にマーティンのことを話していたため、すぐ彼が呼ばれて確認を受けるが、そこから有力な情報は得られず…。

8. 第8話 勝ち続けること（Win Today）

   ポーカークラブに出入りしていた男が姿を消した。ジャックはギャンブラーのふりをして店に潜入し捜査を開始する。
   だが、ある女がジャックの素性は殺し屋で、自分の命を狙っていると思い込み、ジャックに薬を盛って連れ去ってしまう。女から拷問を受けるものの辛抱強く情報を聞き出すジャック。
   やがて、この女こそ失踪した男の母親であることが分かり…。

9. 第9話 見守る者（Watch Over Me）

   CPS（児童保護事業部）に勤めるエリックが、ある少女を保護したあと、行方不明になる。
   その後の調べで彼は最近、自分の無力さとＣＰＳのシステムに疑問を感じ、子供の保護に消極的になっていたことが分かる。
   一方、自身も里親のもとで育った経験を持つダニーは、事件の真相が明らかになるにつれ他人事とは思えず、痛ましい思いにかられるのだった。

10. 第10話 天使のささやき（The Thing with Feathers）

    もはや手の施しようのない脳腫瘍で余命１か月の母親が、ホスピス・グループの仲間が催したパーティーから姿を消した。
    その後、パーティーに集った患者たちの薬が盗まれていたことが判明。やがて、重病人を相手に詐欺を働く女の存在が明らかになる。
    過去に心臓病で生命の危機に直面したことのあるビビアンは、同じような窮地に立つ患者を思い、懸命に捜査にあたる。

11. 第11話 フェイダウェイ（Fade-Away）

    高校のバスケットボール部で活躍する少年が、大きな試合で決勝点となるゴールを決めたあと失踪した。
    捜査を開始した失踪者捜索班はバスケットにからむ、あるスキャンダルを突き止める。
    少年が有望選手として感じる周りからのプレッシャーと手厚い待遇、そして大学から招かれたパーティーで起こったある事件など、さまざまな真実が交錯して事件は展開してゆく。

12. 第12話 管制官の苦悩（Tail Spin）

    ニューヨーク郊外の小さな飛行場の管制官が、テロリストの情報を通報したあと姿を消した。
    失踪者捜索班は当初、国家の保安にかかわる問題がからんでいるとにらみ、緊張感を強めたが、その後、懸念は取り越し苦労に終わる。
    一方、管制塔の交信記録を調べていたエレナは、記録が10分間削除されていることに気づき、そのデータの復元を試みるのだった。

13. 第13話 食欲の闇（Eating Away）

    大食いチャンピオンのバリーが大会で優勝したあと姿を消した。失踪者捜索班は彼の身辺を洗い出し、大会がネット上で賭けの対象になっていたことを突き止める。
    さらに主催者の供述からバリーが何らかの理由で金を稼ぎたがっていたことが判明。
    一方、ダニーはエレナの別れた夫であり10年来の付き合いであるカルロスからある頼み事をされ、ジレンマを抱えていた。

14. 第14話 転落（Primed）

    町の人々を撮ったいわくつきの写真から構図を起こして描く画家、アビーが行方不明になる。
    彼女がデジカメで撮った最後の写真には、カメラに気付いたような表情の男性が写っていた。失踪者捜索班は当初、この被写体の男性とトラブルになったと見て捜査を開始する。
    だが、写真にまつわる事実を追ううち、過去に起こった悲劇的な出来事が浮かび上がり…。

15. 第15話 デザート・スプリングス（Desert Springs）

    水再生センターの現場監督、ジェイソンが行方不明になる。
    その後、彼の車がある従業員の家の前で見つかり、ジェイソンは失踪直前にその従業員をクビにしていたことが判明する。従業員は警官が家に訪ねてくると立てこもり、SWATも出動する騒ぎに…。
    失踪者捜索班は捜査を開始したものの、仮説どおりにはいかず、事件は思いがけない様相を見せる。

16. 第16話 君を失う恐怖（Without You）

    ニューヨークのホテルに滞在中の男が、重いぜんそくを患う妻が何者かに襲われ、連れ去られたと訴えた。だが目撃者はおらず、男の言動の裏付けがまったく取れない。
    さらに、エレナの娘ソフィーが誘拐されるという事件まで起こる。エレナは元夫カルロスの仕業だと言い張り、暴走行為に走ってしまう。
    ジャックたちは２つの失踪事件を追うはめになり…。

17. 第17話 深い海の底（Deep Water）

    ニューヨークから選出されたばかりの上院議員パトリシア・ミルズが行方不明になる。
    彼女の父親が有力者であり政治もからむ事件であることから、失踪者捜索班はマスコミから激しい取材攻勢を受ける。捜査を進めるうち、失踪前に彼女がクビにした男性スタッフの名が捜査線上に浮かぶが、彼は首をつった状態で発見され…。
    そして事件は思わぬ方向へ展開する。

18. 第18話 切れない絆（Connections）

    15歳のレベッカ、通称ベッカがネットカフェを出たあと姿を消した。
    学校では地味なタイプの彼女だったが、店を出る前に「ライラへ」と記したセックスを誘う手紙を受け取っており、手紙の送り主である男子生徒からつけられていたことが判明する。
    一方、ある人物がサマンサを訪ねてくる。それは、彼女が何かと理由をつけて避けていた姉のエミリーだった。

19. 第19話 復讐する過去（At Rest）

    サマンサの姉、エミリーが駐車場で何者かに襲われ誘拐された。
    だが、プライベートに立ち入ってほしくないサマンサは、「家族の用事」とだけ伝言を残し、地元警察の捜査に協力する。だが、やがて失踪者捜索班に知られるところとなり、チームも捜査に乗り出すことに。
    無事、エミリーは見つかったが、事件のレポートを提出したサマンサのためにジャックはある事をする。

20. 第20話 誘拐（Skin Deep）

    白人の父と黒人の母を持つ少年、アンドリューが姿を消した。捜査を進めるうち、複数の容疑者が浮かび上がってくる。
    以前に公園でアンドリューに声をかけてきた怪しげな男、母親のテス、白人至上主義の活動家であり、裕福に暮らしている父方の祖父ジョセフらだ。
    やがて身代金を要求するメールが届き、アンドリューの身に危険が迫っていた。

21. 第21話 炎の友情（Crash and Burn）

    元軍人で現在はスタントマンをしているマークが、午前中の火だるまになるスタントシーンを撮り終えたあと姿を消す。
    以前のマークはプレイボーイで現場を抜け出すことも珍しくなかったが、ある出来事がきっかけで心を入れ替えていた。
    捜索を開始したジャックと失踪者捜索班のメンバーたちは、彼が心に秘めたある想いを突き止め、一層、捜査に熱が入るのだった。

22. 第22話 ただ一人のひと（One and Only）

    離婚裁判が専門の判事、クリスが失踪する。彼は厳しい判決を下す仕事ぶりで知られ、負けた側から恨みを買うことも少なくなかった。
    その後、裁判所に銃を所持した男が乱入し、クリスの代理となった裁判長に銃を突きつけるという事件まで起こる。
    この乱入事件が起こった背景や、クリスのプライベートを洗ううち、しだいに事件の真相が浮かび上がる。

23. 第23話 世界に二人だけ（Two of Us）

    高校の卒業パーティー“プロム”に友人と参加していたエラが、パーティー会場であるホテルの一室から姿を消した。
    彼女の恋人は４か月前に失踪し、１か月前に死体で発見されたばかり。失踪者捜索班は、部屋に残った血痕やエラが妊娠していた可能性、またプロムの見張り役の教師ＯＢの証言、彼女の異性関係など、さまざまな証拠を集めつつ事件に迫ってゆく。

24. 第24話 恐怖の芽（The Beginning）

    タクシーに乗った女性が銃を突きつけられて誘拐される。やがて、その女性はテリー・ロングであり、娘と2人暮らしをしていたが、その娘も行方不明になっていることが判明する。
    やがてテリーは救出され、捜査は13歳になる娘ジェニファーの捜索に切り替わる。ジェニファーはある怪しげな教会に出入りしていた。
    一方、エレナの元夫カルロスの裁判が始まり…。