イントロダクション
関連用語集
※1 LGBTQ:セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)を指す言葉。Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、心と体の性の不一致)に加え、Queer(クィア、セクシュアルマイノリティでもLGBTに当てはまらない者)またはQuestioning(クエスチョニング、自分の性別や性指向が定まっていない者)の頭文字をとった総称。6色のレインボーフラッグがLGBTQの象徴として使われている。
※2 マザー:ハウスのリーダーで、子供たち(=ハウスのメンバー)を支援し、住む場所や食事なども提供する母親的存在。
※3 ハウス:ボールで競い合うグループのこと。メンバーはマザーによって選ばれることが多く、家族のような関係。現在もいくつかのハウスが実在する。
※4 ヴォーギング:マドンナが歌う「Vogue」のミュージックビデオでも知られるダンス・スタイル。ファッション雑誌『ヴォーグ』のモデルのポーズに似ていたことから、そう呼ばれるようになった。「手」「回転」「キャットウォーク」「ダックウォーク」「ディップ」「フロアパフォーマンス」の6つの要素からなる。
※5 ボール・カルチャー: “ボール”とは、LGBTQの人たちが、テーマに沿ったファッションやヴォーギングと呼ばれるダンスの技を競い合うコンテストのこと。主に黒人や南米系のLGBTQの人々が集う場所として、ニューヨークでは1969年ごろから登場したアンダーグラウンドなサブカルチャー。
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キャスト
【ブランカ】MJ・ロドリゲス
【プレイ・テル】ビリー・ポーター
【エンジェル】インディア・ムーア
【エレクトラ】ドミニク・ジャクソン
【デイモン】ライアン・ジャマール・スウェイン
シーズン3 見どころ
#4「Take me to Church」:HIV感染が原因で悪性リンパ腫が発症し、あと数か月と余命宣告されたプレイ・テル。過去を清算するため、また母親に知らせるため帰郷するが、昔の恋人との再会に加え、義父から受けた性的虐待、信仰、セクシュアリティ、そして家族に初めてカミングアウトしてから今も抱えている多くの心の傷が明らかになる。また教会で歌うプレイ・テルのパフォーマンスは必見。
#7(最終話)「SERIES FINALE」:このエピソードは、プレイ・テルが入院しているところから始まる。余命があまり残されていないプレイ・テルだが、ブランカの白人患者の一人が、HIV薬の臨床試験に参加することになり、健康状態が劇的に改善されたことから、事態は一転する。ブランカはなんとかプレイ・テルにと思ったが、その治験は有色人種は対応しておらず、クリストファーとジュディは、プレイ・テルを治験に参加させるために尽力する。しかし、このことが後に悲しい出来事に発展してしまう。
受賞歴
ビリー・ポーター:
第73回エミー賞(2021)主演男優賞ノミネート
第79回ゴールデン・グローブ賞(2022)主演男優賞ノミネート
MJ・ロドリゲス:
第73回エミー賞(2021)主演女優賞ノミネート
第79回ゴールデン・グローブ賞(2022)主演女優賞受賞